熱中症と風邪の見分け方

こんにちは！

高崎市にある高崎中央整体院の城野です。

盆が明けた途端に秋を感じさせる陽気になりましたね。

朝晩は涼しさを通り越して寒さを感じることも（苦笑）

と思ったら、また暑くなったり…

気温差で体調を崩さないように気をつけたいものです。

先日、

「子どもが熱を出しているんですけど、熱中症なのか風邪なのか分からない」

患者さんから、このような連絡がありました。

体温が上がることやダルさなど共通する症状が多いので、心配になりますよね。

そこで、今回は

• 熱中症？風邪？判断するポイント
• オススメの対処法

これらについて書いていこうと思います。

熱中症と風邪は、共通している症状もあるため、見分けが付きにくいと感じている方も少なくないのではないでしょうか。

ですが、それぞれの発生機序が違うため、症状によって見分けることができます。

その前にまず、熱中症と風邪の違いについて簡単に。

• 熱中症：余分な熱を捨てられなくなったことで体温が上がってしまい、カラダの生理機能に狂いが出ている状態
• 風邪：ウイルスを処理するために体温を上げ、免疫力を高めるために体温を上げている状態

体温が高くなっていることは共通していますが、体温が上がる機序は正反対と言えます。

機序が違うということは、症状にも違いがあるという事。

特に、熱中症に関しては命に関わることがあるので、ここの見極めはとても大切です。

熱中症特有の症状として、

• 手足のシビレ
• 意識混濁
• 汗をかけていない
• 水分補給ができない
• 筋肉のけいれん

こういった症状は、風邪ではあまり見られないものなので、熱中症の可能性が高いと言えます。

反対に、熱中症ではなく風邪だと判断しやすいのが、

• 咳

です。

咳は熱中症では出ない症状なので、高熱が出ても咳があれば焦る必要はないでしょう。

熱中症の場合、１分１秒でも早く体温を下げる必要があります。

なるべく早く体温を下げるには何をすればいいかと言うと、

• 全身に水をかけ続ける

これが一番効率よく体温を下げる方法になります。

首や脇、ソケイ部など大動脈がある場所を冷やすといいと聞いたことがある方もいると思いますが、これよりも氷で冷やした水風呂につかる・水をかけ続けることの方が効率的との事。

「首・わき・鼠径部を氷で冷やす方法では体温が全然下がらない」

これらができない状況なら、特に熱のこもりやすい頭・肝臓・腎臓をアイシングするのもオススメです。

また、水分だけでなくミネラル補給もとっても大切。

ナトリウムやカリウムといったミネラル類が体内の水分調整をしてくれているためです。

水だけ飲んでいても、カラダに吸収されなければ意味がありませんからね。

大量の汗をかくと、ミネラルも失うので体内のミネラルバランスが崩れてしまうんです。

すると、水分を吸収できなくなってしまうので、水分補給しているつもりが出来ていない…なんて事になりかねません。

ちなみに、ポ◯リとアク◯リアスのどっちがいいの？と聞かれることも多いのですが、どっちも変わりません。

好みでいいと思いますが、普段からこれらの飲み物を飲むのはあまりオススメではなかったりします。

砂糖の量が多いので。

水分補給と同じく風邪にも共通して言えることが、涼しい環境を作るというのもとっても大切。

外なら日陰、室内ならエアコンを使うなどして、なるべく体温を下げやすい環境を作る。

また、衣服をゆるめて熱がカラダから逃げやすくするのもポイント。

風邪の場合であれば、急いで熱を下げる必要はありません。

ウイルスと戦うために熱を上げているので、４０℃超えるような高熱が出ていなければ解熱剤で下げない方がなおりやすいですよ。

熱中症にせよ風邪にせよ、適切な処置をすることが重要になります。

特に熱中症は、１分１秒でも早く体温を下げないと、最悪命に関わりますから注意が必要です。

また、部屋の中にいても熱中症になる可能性があることを知っている方も多いと思います。

が、自分は大丈夫だろうという思い込みを持っている方も少なくないのではないでしょうか？

先日、僕が大変お世話になっている方が熱中症に（汗）

幸い大事に至らなかったのは良かったですが、最悪取り返しのつかないことにもなりかねないことを考えると…

年齢に関わらず、体調管理は気をつけたいものですね。

９月もなんだかんだで暑い日があると思いますので、残暑を元気に過ごせるようできる事から取り組んでみましょう(^ ^)

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