【症例報告】紆余曲折ありながらも生活リズムを取り戻せた症例

起立性調節障害

症例報告シリーズ、今回は「起立性調節障害」です。

 

ご紹介するのは、頭痛や腹痛で朝起きられず、夜も眠れなくなって生活リズムが乱れてしまっていたケースです。

 

 

半年以上前から、起きてすぐに腹痛や頭痛、吐き気など複数の症状に襲われ、学校も行けず部活もできない状態が続いていたとの事。

 

解決策を探していた所、当院を見つけて来院されました。

 

ちょっとずつ症状が軽減してきたと思ったら、悪化したりと正直手こずり1年ほど時間が掛かりましたが、運動を楽しめるまでによくなりました。

 

 

症状軽減までの道のりを解説していきますので、同じような悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

問診(カウンセリング)

10代 男性

●主訴

朝起きられない:頭痛、腹痛、吐き気で動けない

睡眠障害:寝付きにくさ、中途覚醒(+)

 

●既往歴

小学生の頃に、腹痛・頭痛に悩まされていた時期あり

検査

●検査

【座位】

脊椎ロック

 

【仰臥位】

内臓:肝臓、膵臓、ファーター乳頭

自律神経:副交感神経亢進状態

施術

検査で分かった事を元に、その日必要な施術をしていきます。

 

・薬害

・胸椎8番

・第7チャクラ

再検査

施術後、再検査すると

【座位】

脊椎:ロック残存

 

【仰臥位】

内臓:OK

自律神経:副交感神経亢進状態、改善するも残存

 

このような変化が見られました。

 

 

その後、週1回ペースで施術を続けていき、

1ヶ月目:施術を重ねるにつれ、少しずつ軽くなっていき、症状は10→5に

2ヶ月目:頭痛は無くなり、お腹の不調が少し残る程度

→施術間隔2週間に1回のペースに

3ヶ月目:夜に眠れて、朝7時に起きられるようになるが、風邪を引いてから頭痛再発

4ヶ月目:朝起きにくいが部活に行けている、雨が降ると頭痛(+)

5ヶ月目:寝付きはよくなったが、昼過ぎまで起きられない

6ヶ月目:同上

7ヶ月目:朝7時頃には起きられるが、腹痛で昼過ぎまで動けない

8ヶ月目:同上も、10時までには動けるまでに

9ヶ月目:7〜8時台に動けるまでになり、学校にも行けている

10ヶ月目:睡眠障害(+)で、動き出せるのが15時前後

11ヶ月目:腹痛(+)も、昼頃には動ける

12ヶ月目:睡眠も問題なく、症状なく学校に行けている

このような経過で、紆余曲折ありながらも症状が軽減していきました。

考察・まとめ

起立性調節障害は、症状がなくなるまで数ヶ月掛かることがしばしばあります。

 

ですが、1年以上掛かることは多くなく、もっと上手になおしてあげられなかったかなと反省した症例でもあります。

 

 

今回、なぜ紆余曲折あったのか。

1年という時間が掛かってしまったのか。

 

大雑把に言って、ストレスのコントロールがうまくいかなかったというのがあると考えています。

 

  • 中学生になって心身への負担増
  • 引っ越し
  • 家族内での関係

などポイントはいくつかあります。

 

これらは、誰もが経験することですが、ストレス耐性が低くなっていると体調を崩すことも…

 

 

ストレスは食事と一緒で適度なら体の働きを活性化させるので必要なものなんですね。

 

ただ、食べ過ぎるとお腹が痛くなったり気持ち悪くなるのと一緒で、ストレスが強過ぎる、溜め込んでしまうと、自律神経が乱れ体調が狂いやすくなる。

 

なので、ストレスもできる範囲でコントロールすることが重要なんです。

 

そのための生活習慣でのポイントはお伝えしていますが、初めはそれがズレていたのかなと。

 

あとは、伝えるタイミングも。

 

そんな事を深く考えさせられる症例でした。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

二人三脚でツラい症状からの卒業を目指しましょう(^ ^)

 

やりたい事を思いっきり楽しめる快適生活へ、あなたをサポートします!

起立性調節障害について詳しくはこちら

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